高性能の分厚い断熱材に包まれ、例外なくトリプルガラスのサッシを備えた御影用水エコハウスは、シミュレーション上も敷地での体感からも、当初エアコンは不要で、温暖化が進行したら設置するつもりでいた。
2018年の夏日本を襲った猛暑。その春から建築の始まった我が家の現場でも、6月くらいには異変を感じていた。軽井沢なのに外が蒸し暑い。屋根の下に入れば吹き抜ける風に涼しさを感じるものの、不安を覚えた僕は、来客の宿泊がある離れのゲストルームには最初から設置することにした。
いざ最初からエアコンをつけるとなると、ゲストルーム以外にも暑がりの僕が過ごす狭い書斎兼寝室、そして洗濯物の室内干しをする脱衣所にも欲しくなる。そこでダイキンのマルチエアコン(室外機1台に室内機をいくつも接続できる、設備置場に室外機を設置するのでスペースの限られた我が家には最適)で選定し、離れのゲストルームは壁埋込型(2.2kW)4畳半の書斎兼寝室と脱衣所は天井埋込型ココタス(0.8kW)を新築時から設置してもらった。
ココタスは当時まだ新製品で、そのコンパクトさから関係者がダクトの吹出口と勘違いしていたが、小さいだけでちゃんとした室内機なので施工時はガス配管やドレンなど一式必要になる。配置には注意。
無線LAN接続
離れのエアコンはオプションのWi-fiユニットで、そしてココタスは標準でスマートフォンでの操作が可能となる。高断熱住宅の場合、外出先から操作する機会はほとんどないが、家の中でリモコンを探さず、エアコンの前にも行かずにコントロールできるのはやはり便利だ。ON/OFFや運転パターン、設定温度の変更などのコントロールが可能で、スマホ標準対応のココタスは風量風向も変更できるが、室内機+後付アダプターでは不可。
ダイキンのアレクサスキルを追加すれば、Amazon Echoなどで操作も可能。我が家はエアコンを殆ど使わないため、実際には使っていないけど声で運転や温度設定を操作したり、定形アクションで「アレクサ、いってきます」というと電気消灯エアコンOFFなどやってみたい人はいるのかもしれない。
ダイキンスキル追加!
これでIFTTTやスマートリモコンは一切使わずにAlexa でココタス運転できる!
(呪文のお作法が難しいけど) pic.twitter.com/iZwjq5eTaY— shiro (@ki460) November 29, 2018
ちなみにこのアダプター、約1万円した。無いなら無いなりに生活するし、家の建築という巨大プロジェクトがなければこのオプションを追加したか?やっぱり追加したんだろうな。
仕様
室外機:ダイキン 3M58VCV
離れ室内機:ダイキン C22RMV
前面グリル:ダイキン KDG413C10
無線LAN接続アダプター:ダイキン BRP051A41
書斎、脱衣所室内機:ダイキン C08VCCV